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【歴史的建造物】ベーリック・ホール:1930年にイギリス人貿易商が住んだ横浜の西洋館

2022年9月28日  2022年9月28日 

建物の概要

2022年9月に来訪。ベーリック・ホールの概要を3行でまとめると…

  • JR石川町(元町・中華街)駅、みなとみらい線の元町・中華街駅から徒歩圏内
  • 1930年にイギリス人貿易商の邸宅として建てられたスパニッシュスタイルの建物
  • 隣には元町公園とエリスマン邸もあり

以下、来訪レポート。

JR石川町(元町・中華街)駅からベーリック・ホールへ

横浜のみなとみらいや中華街は何度も行ったことがあるが、元町や山手の方にはあまり行ったことがなかった。元町や山手には「山手西洋館」と呼ばれる洋風の建築物が数多くあると聞いたので、奥さんと散歩に出かけた。

歩いていくのであれば、JR石川町(元町・中華街)駅か、みなとみらい線の元町・中華街駅から歩くのが近い。今回はJR石川町駅から山手町を抜けて歩いていくことにした。

今回の目的地は、元町公園に隣接したベーリック・ホール。ベーリック・ホールは、1930年にイギリス人貿易商のベリックさんのお宅として建てられたスパニッシュスタイルの建物で、以前写真を見て一度行ってみたいと思っていた。

元町公園は高台にあるので、長い階段が続く西野坂をヒーヒー言いながら登っていく。体力や足腰に自信がない人はバスで行ったほうが良いかも。

元町公園に続く山手本通りは高級住宅街といった雰囲気で、教会やフェリス女学院などが軒を連ねる上品な町並み。短パンと年季の入ったTシャツという自分のカジュアル過ぎる服装にやや引け目を感じつつ、ベーリック・ホールを目指して歩く。

ベーリック・ホールは豪華ながらも静かな雰囲気の洋館

しばらくしてベーリックホールに到着。広い芝生の庭とクリーム色の壁が印象的なキレイな洋館。休日だったが、見学客は数組いる程度で静かな雰囲気だった。

べーリック・ホールは無料で開放されており、開館時間中は自由に入ることができる。スリッパを履き替えて入館すると、ベーリック・ホールの説明を発見。

建物は復元改修しているとのことなので当時のまま、というわけでは無いが、可能な限り当時を忠実に再現しているとのこと。

入ってすぐに目に飛び込んでくるのは、木製のピアノが置かれた豪華なホール。昔はリビングとして使われていたらしいが、こんな広々したリビングならずーっとくつろいでしまいそう。

こちらがベーリック・ホール全体の間取り。2階建てで、かなり広々している。

奥に行くと食堂があるが、これまた広い。映画のワンシーンに入ったような気持ちになる。「ようこそ我が家へ。紅茶を飲むかね?」とベリックさんになり切り妻とショートコントをしつつ、散策を続ける。

当時の生活がうかがえて面白い

豪華なリビングや食堂に目が引かれるが、その他も当時の生活がうかがえるような部屋が数多くあって面白い。こちらはバスルーム。このタイルは当時のまま良い状態で保存されているので新しく見えるが、すでに現在は生産されていないらしい。

こちらはベリックさんの部屋。実際は寝室だったらしいが、商館を経営して横浜とロンドンを行き来していたベリックさんの活躍が伝わるように、あえて現在は書斎のようにレイアウトしているとのこと。

さすがに当時のものではないと思うが、タイプライターもおいてある。

カタカタカタカタ…ターン!とやりたくなる衝動を抑えて部屋を出て廊下を歩いていると、ベリックさんのプロフィールを発見。世界を股にかけたバリバリのビジネスマンだったようだ。

ひとしきりベーリック・ホールを満喫して見学は終了。ベーリック・ホールを出て歩き出すと、すぐとなりには元町公園とエリスマン邸という別の洋館がある。今回は寄らなかったが、こちらはカフェも併設されているようで賑わっていた。

このあと港の見える丘公園まで足を伸ばしたのだが、その話はまた別の記事で書こうと思う。

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