【城】小川城:群馬県みなかみ町の自然が美しい波乱ある歴史の城
2020年6月30日
2020年11月22日
お城の概要
2019年5月に来訪。小川城の概要を3行でまとめると…- 群馬県利根郡みなかみ町にある自然が美しい城址
- 現在は天守閣などはなく公園のような雰囲気になっている
- 1492年に沼田景久が築城し、滅亡した小川氏に引き継いで謎の牢人が治めた城
上毛高原駅から徒歩10分程度に発見した城跡
2019年の5月、妻と群馬の秘湯・法師温泉に向かう途中に立ち寄った上毛高原駅。ここからバスに乗る予定だったが、まだ時間があったので駅の周りをブラブラ歩くことにした。グーグルマップを眺めていたら「小川城跡」なるワードを発見。グーグルマップ上では評価はあまり高くなく一抹の不安を覚えたものの、私の城ハンターとしての血が沸き立ち、いてもたってもいられなくなったので寄ってみることにした。妻はあまり興味なさそうだったが笑
上毛高原駅からは徒歩10分くらい歩けば到着する模様。しばらく歩いて行くと城址が見えてきた。
美しい花が咲く小川城跡には波瀾万丈の歴史あり
小川城跡の前まで来ると、ひときわ目立つ美しい花。遠くから見たら桜かと思ったが、どうも違うっぽい。なんの花かよくわからんけど、まぁうん、とにかく美しい!
近くには年表があったのでざっと眺める。
1492年に沼田城主・沼田景久が築城して小川氏に住まわせていたが、1524年に火災によって小川氏は断絶してしまうという悲劇が。
そしてここからが驚きだが、牢人の赤松孫五郎という文武に優れたものがふらっと現れて大将のようにふるまい、小川可遊斎と名乗って五代目の小川城主になったらしい。誰やねん!って感じがするけど、その後、上杉謙信にも認められて小川の名跡と褒美を与えられたということで、かなり優秀な人物だったことがうかがえる。
その後は豊臣秀吉によって、小川城は北条に与えられたり、北条滅亡後は真田昌幸のものになったりと、波乱万丈な歴史をたどった城のようだ。現在はみなかみ町指定史跡になっている。
印象的な深い堀跡。ゆっくり見たかったが…
城跡に目を移すと、かなり深い堀が掘られていたことがわかる。これはなかなか攻めるのが難しかっただろう。城跡を歩いてゆっくり見て回りたかったところだが、年表を読み込んだり綺麗な花の写真を一生懸命撮っていたらバスの時間が近づいていることに気づく。不覚!
そのため泣く泣く今回はここで撤退。「撤退だと!?そんないい加減な気持ちでなにが城ハンターだ!ブログやめろ!今すぐやめちまえ!」と歴史ファンのお叱りを受けそうだが、今度来る機会があれば中も見てレポートしますのでご勘弁を。
とっても楽しかった群馬県みなかみ町
ちなみに、今回の旅行の目的だった法師温泉はとても素晴らしい宿で、与謝野晶子や川端康成も訪れただけあって重厚な歴史を感じる温泉宿だった。こちらがそのお宿↓別のブログで旅行記としてまとめているので、興味があればぜひ読んでみてください↓
【旅行】2019 群馬の秘湯・法師温泉への旅 – 与謝野晶子や川端康成も訪れた歴史ある温泉宿
また温泉にでも泊りに上毛高原駅に来たときは、小川城リベンジも果たしたい。
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